ページ内の動きやクリック行動を把握するのにアクセス解析Googleアナリティクスの導入だけでは足りません。ヒートマップ分析も導入することで、ユーザーがページ内をどこまで読んだか、どこをクリックしているかを視覚的に動きをチェックできます。ヒートマップ分析の仕様は、ユーザーのクリックやマウスの動きを視覚的に見るのが主になります。種類としては、海外産のもの、大規模サイト向けの高機能な有料プランなどさまざまあります。少し費用をかけてでも高機能な分析をしたいなら、お勧めのものです。数千ページ以下の中小規模のサイトなら、Googleアナリティクスと連携する「brick」があります。brickではユーザーがページをどこまでスクロールしたか、どこをクリックしたか、どこにマウスを置いて注目したかがわかります。
ヒートマップ分析をもとに改善する
ヒートマップ分析をもとに改善することとは、下のほうにあるコンテンツの到達率が低かったら、見せたいコンテンツを上にするということがあります。またクリックして欲しいバナーやリンクがクリックされていない場合は、場所を移動させたり目立たせたりします。クリックの多い箇所を把握して、ユーザーが求めていることを予想して、サイトに反映させましょう。マウスの動きから、コンテンツのどの箇所が滞在が長いということを予想したり、どの箇所の滞在が短いかなどを考えて、見出しやテキスト、画像を使った見せ方を改善することもできます。ヒートマップ分析はGoogleタグマネージャにコードを入れるだけで簡単に導入できます。サイト作成後にすぐに入れておきましょう。毎月アクセス解析とヒートマップ分析をして、ページを作っていきましょう。
目標売上達成のための数値を想定
KGIとKPIをもとに、2年後の各数値をシミュレーションしましょう。それぞれの数字について、現実と理想を明確しましょう。そして理想の数値に向けて、何が足りないのかを把握することです。ポイントとしては、数値シミュレーションを表にまとめること、現実の数値を知って、理想とする目標を設定して、目標に向けた改善を行うことです。新規案件を増やしていこうと考えるなら、サイトからの反応を上げるために数値を把握すべきです。WEBサイト制作の前に目標としてKGIとKPIをまとめるわけですが、実際にサイトができあがって集客、反応を伸ばす段階になってくると、費用や人員など掛けられるものが当初の予定とは違ってしまい、現実の問題点ややるべきことが多く出てきます。実際に運用を始めてから、現実的な目標をまとめる必要があるでしょう。
理想の数字に近づけるために
目標を細かくして、実行しましょう。達成スピードも速まるといえます。現実の数字と理想の数値に差があるならば、それぞれの項目の足りない部分を強化していけばよいのです。理想に近づける例として、集客が足りないなら、SEO,PPC,SNSなどの強化をしましょう。顧客獲得単価が高すぎるならば、費用がかからない取り組みを強化して、費用対効果のいい広告にシフトしましょう。成約率が低すぎるなら、営業力を強化して、社内体制の整備をしましょう。平均顧客単価が低すぎるならば、付加価値を高めて、顧客満足度を高める抱き合わせ販売を強化しましょう。販促費の割合が高すぎるなら、売り上げ規模に応じて、低価格で費用対効果の良い販促からはじめましょう。サイト展開ではアクセス解析やPPC広告など、細かい数字が明確に出ます。活用しましょう。