オウンドメディアとは
オウンドメディアとは、自社で保有するメディアのことです。自社で発行するパンフレットや、自社サイト、ツイッターアカウントなどすべてを総称したものですが、狭義には自社サイトを指すことが多いです。
オウンドメディアにとってのSEOの必要性
SNSや広告からオウンドメディアに流入するユーザーはそれなりにいますが、またそれなりのユーザーが、あるキーワードを検索したとき、検索結果の上位に表示されたからという理由でオウンドメディアのURLをクリックします。
つまり、検索結果の上位に表示されれば、多くのユーザーに見てもらうことができ、既存顧客の信頼を高めることも潜在顧客を獲得することもできます。だから、検索エンジンからの評価を上げ、検索結果の上位に表示されるために、オウンドメディアに対してSEO対策をおこなうことが必要です。
SEO対策の具体的な手順
SEO対策は次の3つに大別できます。
- キーワードの選定
- コンテンツの質の向上
- サイトの設計
キーワードの選定
企業がオウンドメディアを用いて既存顧客や潜在顧客に自社の商品やサービスをアピールするには、まず、既存顧客や潜在顧客が検索エンジンにおいてどのようなキーワードを用いて検索するのか、選定します。
たとえば塾を運営している企業が、入塾する可能性のある中学生をターゲットにオウンドメディアを作るのであれば「中学生 勉強法」「中学生 塾」などのキーワードを選定します。さらに、そのキーワードに対してサジェストされるキーワードや「他の人はこちらも検索」に表示されるキーワードも選定します。
コンテンツの質の向上
既存顧客や潜在顧客が何かを検索するとき、彼らはただ情報を知りたいのだけではなく、その情報を知ることで現在抱えている悩みを解決したいのです。だから、あるキーワードで検索した顧客の本質的な悩みを解決するような記事を書くと、顧客から評価され、企業の評判も上がり、商品が売れやすくなります。
先程の例である「中学生 勉強法」で調べた中学生は、本質的には勉強法を知りたいのではなく、テストの点数を上げる方法や志望校に受かる方法を知りたいのです。その方法を記載した記事を書き、さらに自社が運営している塾に入ればテストの点数も高まるし志望校にも受かると書けば、売上が上がる可能性が高いです。
サイトの設計
いくら記事の本数が充実していても、顧客は基本的にそれらをすべて閲覧することはありません。むしろ、本数が多ければ多いほど、雑多な印象を与え、結果的に企業の評判を下げる可能性があります。ですから、サイトの構造を顧客が使いやすいように設計することが重要です。
また、読み込み速度を上げることも必要です。顧客は動作が重いという理由ですぐに離脱してしまうからです。どれだけ良い商品を提供していても、その時点で機会を損失してしまえば、売上が上がることはありません。